貯金を貯めるには、2つの事をすれば、どんどん貯まる用になります。それは・・・
- 第1章の「先取り貯蓄」の仕組みを作り稼働する
- 第2章の「固定費を削減してお金を余らせる」
という方法です。
たった、この2つの事をやるだけで、毎月「貯金」が貯まっていきます。
このうち、1の「先取り貯蓄」に関しては、第1章でお話したので覚えていますね。
まだよく理解できていない人は、第1章を復習してみてください。
先取り貯蓄とは? 先取り貯蓄は、お金を将来のために計画的に貯めることです。先取り貯蓄をすることで、将来の大切な目標(資産形成)や予期せぬ出費に備えることができます。 お金をためる方法はいくつかあります。たとえば・・・ […]
老後2000万円超えが貯まる方法が見えれば、将来の心配はなくなります。
この記事では「どのように毎月の経費を削減して、余剰金を作り、貯金を増やすか」のお話します。
貯金をするための2つの絶対法則
貯金は強制的に増やさなければ、なかなか貯めることは出来ません。
これは誰でも同じですから、結局、無理やりにでも「貯める努力」は必要です。
努力と言っても、貯まり始めるとかなり楽しいですから、まずは始めてみましょう。
1. 先取り貯蓄(第1章の復習)
貯金をするために最も効果的な方法の1つ目が、この先取り貯蓄です。
毎月お給料を貰ったら、まず始めに10~20%程度を、強制的に貯蓄します。(強制的でないと、ほとんどの人は貯まりません)
この強制的に先取りした金額を、貯蓄用のネット銀行口座にどんどん貯めていきます。(これは使ってはいけないお金です(^^))
➊給与受取用の銀行口座と、❷貯蓄専門の銀行口座の組合せは、第1章で詳しく説明していますので、そちらを参照してください。
これで、毎月の先取り貯蓄の仕組みが完成です。
2. 毎月の経費を減らして余剰金を作り出す方法
毎月の「無くても良い経費」を抑えるだけで、少なくとも1万円~を節約出来るのです。
ただこれをやるには「少~しだけ、心を鬼にする」必要があります(笑)
あなたは毎月、何を支払っていますか?
毎月の生活がキツキツで「お金なんて余らないから、貯金なんて出来ませんよ」
ほとんどの方が、こう思っているのではないでしょうか?
私も以前は、ホントに貯金が出来なくて、毎月末にいろんな支払い先を調整して、なんとか食いつないでいました。
そんな時に私のFPの友人が、私の月々の生活費を整理する手伝いをしてくれました。
そのときに教わった「生活費の整理法」を実践してみたところ、なんと、全く貯金ができ無かった私の生活費から、月2万円超の余剰金(年に24万円にもなります)を作り出す事ができるようになりました。
言い方を変えると、無駄に支払っていた経費を整理しただけです。
この方法は、毎月の生活費を「変動費」と「固定費」に分け、それぞれの費用から「今やらなくても良い支払いを止める」方法です。
当然、初めにちょっと努力が必要ですが、その効果は折り紙付きです。その方法をご紹介します。
『変動費』を減らす
月ごとに変わる費用を変動費と言います。
食費 | 洋服代 | 交通費 |
医療費 | 交際費 | 日用雑貨など |
このように、月によって金額が変わる費用の事です。
- 「今いらない物は今は買わない」
- 「友人との交際費も、少し回数を控える」
というのは、意外と効果があります。
月に1~2万円を余らせることができれば、年に12~24万円にもなります。大きい金額ですよ。
この余剰金12万円~24万円を、貯金だけでなく、第3章以降の「投資」に回せば、老後資金はどんどんと増殖していきます。
トライしてみましょう!
『固定費』を減らす
固定費とは、毎月決まって支払う費用で、金額はおおよそ決まっている費用です。この固定費の見直しは、毎月の金額がほぼ同じ(固定)なので、コントロールがしやすいです。しかも固定費の節約は変動費の節約に比べて、金額的に大き目になる傾向があるので、節約のし甲斐があります。
例として・・・
家賃・持ち家経費 | 通信費(スマホ代、インターネット代など) | 車経費(ガソリン、駐車場代) |
水道光熱費(ガス・電気・上下水道など) | 動画サービス、習い事など | 保険料など |
実は、毎月の余剰金を最も出しやすい(管理しやすい)のが「固定費」です。
例えば・・・
賃貸であれば | 安い賃貸に変わると、そこで数万円の余剰が生まれる |
携帯電話が3大キャリア | 格安SIMにするだけで1万円程度セーブできる |
自家用車は週末しか乗らない | レンタカーやカーシェアにすれば、月極駐車場、ガソリン代、重量税、車検代で、年数十万円セーブできる可能性も |
ガス代と電気代をセットにすれば | 月々3,000円程度安くなる可能性が大 |
動画サービス(VOD) を複数契約している | それほど見ない動画サービスを解約で、月に1,000~4,000円程度(年に1万円~5万円)余剰が生まれる |
習い事(行かなくなったフィットネスクラブなど) | 月に5,000円~1万円(年6万~12万円)セーブできる |
習い事(会費だけ払っているオンライン英会話) | 月に3,000円~1万円(年6万円~12万円)セーブできる |
保険料の見直し | 商品によるが年に数万円はセーブできる可能性が大 |
どうでしょうか?
固定費を見直して、「今はいらない物」を整理するだけで、これらの組合せで、毎月数千円~数万円、年間にすると50万円~100万円程度のお金を、貯金を殖やすどころか、今後のための「投資」に回せることになります。
もし毎年100万円を第3章、第4章の「投資」で回したら、それこそ年利3%~5%程度の複利で、あなたの資金を加速度的に増やしていくことが出来るようになります。
こんな事、今まで考えた事はありますか?
これが出来れば「老後2,000万円問題」なんて、簡単に解決します!
『変動費』➕『固定費』を節約すれば、貯金用の余剰金は必ず出ます!
付き合い(交際費)を少しだけ節約しよう
毎日の仕事のあと、同僚たちと飲みに行く事って、日頃のストレス解消のためにも、楽しみのためにも、絶対に必要ですよね。「ここは譲れないぞ!」という感じですが、この「付き合い費用」って、結構金額がいきます(涙)
自分の老後の安心のため、将来の子どもたちの教育費のためにも、ここは涙をのんで・・・
少しだけ!
抑えてみませんか?
週2回の飲み会のうち1回だけ、週3回のうち1回だけ、我慢することで、最低でも1万円~はひと月に削減することが出来ます。1万円は、年間12万円ですよ。
通信費(スマホ代)の節約は効果絶大!
これは私のケースですが、今までauを使っていました。
妻の「友だちが格安SIMで、携帯代がすごく安くなったんだって!」
という一声で、わが家4人家族も、auからUQモバイルに変えて見ました。
その結果、私だけのケースでも、今までauで月額7,500円ほど掛かっていたスマホ代が、UQモバイルにしたところ、なんと1,500円で収まりました。
1人でも約5,000円ほどの節約ができ、家族4人になるとその4倍の、月に2万円弱ほど安くなりました。
この分を貯蓄に回すだけで、年間24万円貯金できるようになりました。
スマホ代は大きいので、是非とも見直しをお勧めします。
水道光熱費もバカにならない
毎年ますます異常気象が激しくなり、夏は猛暑!冬は極寒!
光熱費、特に電気代とガス代はバカになりません(汗)
今は一般的になってきた、電気とガスをペアで支払う方法。
これで年に5,000円程度の節約が出来ます。
地理も積もれば山となる!
少しでも節約できるなら、すぐにそっちに乗換えましょう。
保険料の見直しも大きな効果が
保険料も同じことです。
今はほけんの窓口など、便利な相談窓口がたくさんあります。
保険料の見直しは、年間にすると結構な金額になることが多いです。
自家用車は所有すべきか?
田舎に住んでいると、自動車は必需品で、仕事に行くにも車がないと動きが取れない事も多いです。
でも、もしあなたが都市に住んでいるなら、自家用車を所有するかどうするか、見直す時期かもしれません。
車を所有すると、その経費はかなりの額に上ります。
毎月のガソリン代の他に、自動車税や車検、修理代やタイヤの交換など、結構な額が掛かります。
自家用車を所有しないと仕事にならない場合を除いて、今はやりのカーシェアだったりレンタカーを借りるほうが、かなり安く収まります。
いま一度、見直すことをお勧めします。
自家用車の所有を止めると、その節約効果はかなり大きいですよ。
余剰金が生まれたら、貯蓄に回してパワーアップ!
お給料の手取り額次第ではありますが、今までの生活を少しだけ頑張って切り詰めれば、年間かなりの額の余剰金が生まれます。
まずはこの余剰金を、月々の貯金に回してみてください。毎月、手取り額の10%を貯金したと仮定すると・・・
手取り20万円の10%✕12ヶ月 | 年間24万円 |
手取り30万円の10%✕12ヶ月 | 年間36万円 |
手取り40万円の10%✕12ヶ月 | 年間48万円 |
手取り50万円の10%✕12ヶ月 | 年間60万円 |
どうでしょうか?
毎月手取り額の10%を貯金すると、1年後には一月分の給料を貯めることが出来ます。
毎年、貯金だけすると仮定すると、10年後には1年分の給料がまるまる貯まる勘定になります。
貯金があれば、いざという時にも慌てずにすみますね。
この「いざと言う時の貯金」は、毎年ますます厳しくなってくる日本での生活に、余裕を与えてくれます。
これは、とても重要ですよ。
まとめ
このように、今まで貯金が出来なかった人でも、月々の経費を見直すことで、月に2万円位は経費を浮かせることが出来ます。
貯金を計画的に増やしていくには、
- 先取り貯蓄をする
- 経費の見直しをする
この2つを実行することで、誰でも必ず『貯金』を増やしていくことが出来るようになります。
ぜひ実践して、まずは先取り貯蓄の10%毎月貯めることで、10ヶ月後に『ひと月分の給料』を貯めてみてください。
貯金が貯まり始めたら、次のステップは投資です。できる限り簡単な「ほったらかし投資」を目指しましょう。
新NISAとは? NISAは2014年1月にスタートした、少額からの投資を行う方のための非課税制度が利用できる特別口座で、一般NISA、つみたてNISA、そしてジュニアNISAがあります。この制度が2024年1月1日から新しい制度[…]