新NISAを始めるのは銀行?証券会社?どっちがおすすめ?

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2種類があります。どちらを始めるにも、まずはNISA口座を開設します。

そのNISA口座を取扱っている金融機関は600以上あり、メガバンク、都市銀行、信用金庫などの銀行系と、証券会社やネット証券など証券会社系の2つに分類できます。

投資初心者には

「どこで口座を作っても同じなのか?」
「何か違いがあるのだろうか?」

と迷ってしまう人が多いのではないでしょうか?

この記事では、これから新NISAを始める人にとって、どこで口座開設するのがベストなのか、その理由を含めて選び方を説明していきます。

結論から言うと『ネット証券』がベストです

結論から言います!

これから新NISAを始める人(いわゆる投資の初心者)には、ネット証券が最も適しています。

その理由は・・・

  1. 投資商品を自分で決められる
  2. 取扱銘柄が多い
  3. 手数料が安い

というのが、大きな理由です。順に説明します。

投資商品を自分で決められる

なぜネット証券をすすめるのか?

銀行や証券会社では窓口で担当者と相談しますね?これが曲者(くせもの)で、担当者は私たちの利益を1番に考えてくれません。

担当者(FP1級とか資格保持者が多いです)は、その銀行や証券会社の社員(営業)ですね。彼ら(彼女ら)の仕事は、会社のために顧客から手数料を取ることが仕事です。つまり、私たち「相談者」の利益を追求するのではなく、会社の利益を追求します。会社が利益を出せば、その中から彼ら(彼女ら)の給料が支払われます。

私たちは新NISAで将来資産を形成することが目的です。そのためには、手数料ができるだけ安く、しかも利益が上がる金融商品を買わなければいけません。

初心者であるほど「何の銘柄を積立てたらよいか分からない」と思います。だから、最もリスクは少なく、利益が上がっている実績のある金融商品を毎月積立てれば良いのです。それが・・・

全世界株式インデックスファンド

というものです。

初心者であれば、何も考えずにコレ一本が適しています。もちろん投資ですから「保証」されたものではありませんが、過去30年の実績が証明しています。もちろん全世界株式インデックスファンドも、常に右肩上がりとはいきません。マイナスの年もありますが、新NISAのつみたて投資枠は10年、20年と中長期で利益を確定します。投資のことが何も分からない人は、新NISAのつみたて投資枠で全世界株式が間違いなくおすすめです。

下図はeMAXIS Slim全世界株式インデックスファンド(通称オルカン)の過去20年の実績です。全世界への分散投資ですから、世界経済が低迷すると赤字に転落しています(左図)。しかし、そのまま持ち続けることで右図のように、右肩上がりで成長し、平均成長率で約6%以上を出し続けています。これが「投資が分からない人は新NISAつみたて投資枠で全世界株式のみを積立てましょう」とすすめている理由です。

関連記事

つみたてNISAを始めた90.9%の人は、投資未経験者というデータを日本証券業協会「NISA口座開設・利用状況調査結果について」が公表しています。新NISAを始めたいのに、何から始めたら良いのか分からない。どんな銘柄を運用すれば良い[…]

取扱銘柄が多い

ここでは例としてSBIネット証券と、銀行(みずほ銀行、三井住友銀行)を例にだします。このように、新NISAを始めるには、圧倒的にネット証券が選べる商品が多いのです。

金融機関 新NISA取扱い商品 積立て回数
SBI証券(ネット証券) 232本 毎日・毎週・毎月
みずほ銀行 12本 毎月
三井住友銀行 4本 毎月

(2024年8月現在)

結論として「新NISAの取扱い金融商品が圧倒的に多い」ネット証券を選ぶのが良いです。

手数料が安い

新NISAは、中長期かけて、選んだ金融商品を成長させていくのが得意な口座です。投資は利息を複利で運用して稼ぐものです。という事は、手数料が高いと、その手数料も複利で増えてしまい、せっかく金融商品で利益がでても手数料費用が膨らんでしまったら、不利に働きます。

NISA制度の導入以来、ネット証券では手数料が限りなく安い商品が多くなってきました。利率が高く、手数料が安い投資商品を、自分で選べるのがネット証券です。これが新NISAを始めるなら、ネット証券をすすめる大きな理由でもあります。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

「銀行系」も「証券会社」もすすめない理由

以上、新NISAを始めるなら「ネット証券」が圧倒的に有利である説明をしましたが、ここでは銀行や証券会社など、窓口で担当者がつく会社が何故ダメなのかを説明します。

銀行系というと、メガバンク、都市銀行、信用金庫などがあり信頼度は抜群です。しかし問題は「窓口に担当者がいる」ことです。証券会社も同じです。

新NISAをこれから始める人の大半は、投資初心者です。初心者にとって、どんな金融商品を選べばよいのか分からない事が多いので、窓口に担当者がいればプロの意見を聞けるので有利だと思いがちです。

でも、真実はその逆です!

銀行なり証券会社の担当者はファイナンシャルプランナーなど、投資のプロであることは間違いありません。しかし、考えてみて下さい。銀行にしろ証券会社にしろ、会社の利益はすべて「手数料」で成り立っています。窓口の担当者は、銀行・証券会社の従業員であり、彼らのノルマは「顧客から手数料を取る」という事です。

ですから、いくら顧客の利益に沿うアドバイスと言っても、ほぼ必ず、手数料が高い金融商品を抱き合わせで勧めてきます。これは担当者の人柄が悪いわけではなく、会社員ですからしようがないのです。

新NISAは中・長期投資で稼ぐ投資です。私たちは利益を複利で稼いで、資産を形成していくわけですから、いかに手数料が安い「優秀な金融商品」を選ぶかに、勝敗が掛かってきます。銀行や証券会社に勧められるままに、手数料の高い商品を選んでいては、新NISAで資産形成を達成することは難しくなります。

これが、銀行系や窓口のある証券会社を選んではいけない最大の理由です。

新NISAで勝ちたいならネット証券しかない!

ネット証券の最大の魅力は・・・

  1. 投資商品を自分で決められる
  2. 取扱銘柄が多い
  3. 手数料が安い

が重要であることは、すでにお話しました。

すでに説明したように、窓口の担当者に任せたら、決して資産形成は出来ません。手数料が高すぎるのです。

「手数料を最低に抑えること!」

新NISAで資産を作るのなら、それしか無いのです。それが出来るのが・・・

ネット証券

です!

おすすめネット証券|上位5社

  • SBI証券(新NISA口座開設)
    5

    SBI証券[旧イー・トレード証券]

    ⚫証券口座開設数1位
    ⚫国内株式売買手数料0円
    ⚫カスタマーサポートも高評価

    楽天証券と並び、国内ネット証券シェアを二分する、ネット証券の王者的存在。

    口座開設数

    1300万超と国内最大

    手数料

    非常に安い(ほぼ0円)

    取扱投資信託

    2500本と多い

    取扱い株式

    日・米・中・韓・ASEANと5カ国

    ポイント連携

    dポイント、Ponta、Tポイント、Vポイント、JALが使える

    アプリ/ツール

    使いやすく定評あり

    口座の開設数は業界最多の1300万口座を超える最大手です。また売買手数料等もほぼ無料の0円と、手数料の安さが重要ポイントとなる新NISAには理想的なネット証券会社です。

    銘柄の取扱数も投資信託で2500本を超え、世界株式は5カ国と業界最多。気になる大手ポイントサイトとの連携も多く、投資運用をするだけでどんどんポイントも貯まります。

    資料請求も出来ますから、じっくりと投資戦略を練りたい人に最適です。口座開設は無料ですから、安心して申し込めます。

  • 楽天証券(新NISA口座開設)
    5

    ⚫証券口座開設数900万件突破
    ⚫国内株式売買手数料0円など激安
    ⚫楽天ポイントと連携できるので超人気

    SBI証券と国内シェアを2分する存在!

    口座開設数

    約900万口座と国内最大級

    手数料

    非常に安い

    取扱投資信託

    約2500本

    取扱い株式

    日・米・中・ASEANの4カ国

    ポイント連携

    楽天ポイント

    アプリ/ツール

    使いやすく定評あり

    口座開設数は900万超と、SBI証券とともに国内シェアを2分するネット証券です。

    各種手数料が0円~激安と、新NISAには欠かせない販売手数料の安さが魅力です。

    投資信託も2500本を超え業界トップクラス、世界の取扱株式も4カ国と業界最大級を誇ります。

    楽天グループですから、楽天証券で運用するだけで「楽天ポイントがドンドン貯まる」のが特徴で、楽天ファンにはたまらない魅力です。口座開設は無料です。

  • ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)
    5

    「ひふみ」はアクティブファンドの運用会社で、純国産の投資会社です。インデックスを超える指標を目指す銘柄で、16年の実績がすばらしい。ひふみで口座開設をし、新NISAで運用できる。

    口座開設数

    約11万口座

    手数料

    少々高いが、資産形成応援団が利用できるので◯

    取扱投資信託

    ひふみ投信、ひふみワールド、ひふみライト他

    取扱い株式

    なし|すべてアクティブファンド

    アプリ/ツール

    てのひらひふみ(アプリ)

  • マネックス証券(NISA口座開設)
    4.3

    株・投資信託ならネット証券のマネックス

    ⚫マネックスカードでポイント還元率No.1
    ⚫国内株式売買手数料0円
    ⚫ワン株買付手数料無料はネット証券初!
    ⚫米国株も1株から買える

    というユニークさにファンが多いネット証券です。

    口座開設数

    ★4|約222万口座

    手数料

    ★5|安い

    取扱投資信託

    ★4|約1600本

    取扱い株式

    ★3|日・米・中

    ポイント連携

    ★5|dポイント、アマゾン、Ponta、Tポイント、nanako、waon、JAL、ANA

    アプリ/ツール

    ★5|とても使いやすいと評判

    マネックス証券の口座開設数は222万件程あるので★4つ、大手に恥じない取扱量です。手数料は今の流れに沿った「無料」ですから、中~長期投資の新NISAには最適な投資環境を提供してくれます。

    取扱投資信託数も1600本程と十分な取扱数があり、また世界株式は日・米・中と主要3カ国を網羅しているので銘柄選びで困る事はありません。堂々★4つとしました。

    さて、気になる大手のポイントサービスですが、マネックス証券は業界最大級の提携数を誇っています。マネックス証券で投資を購入するだけで、毎回提携ポイントが付いてきますので、これは結構大きな魅力です。

    またマネックスカードと連携させることで、独自のマネックスポイントが最大2.2%も付加されるので、運用益と共にポイント収入が大きく見込まれるため、マネックス証券を選ぶ人が増えています。大手ポイントサービスとマネックスポイントの両方で稼げるのは、マネックス証券がNo.1。★5つと最大評価にしました。

    アプリとツールは使いやすさで評判ですので★5つです。

    総合評価は★4.3と高得点です。

    口座開設は最短で1日
    で完了し、新NISAをすぐにでも始められます。もちろん開設は無料ですから、気軽に申請が出来ます。

  • 松井証券(NISA口座開設)
    3.6

    松井証券

    山本美月さんのCMでお馴染みのネット証券です。山本美月ファンだったら見逃せない証券会社ですね\(^o^)/

    松井証券の特徴は
    ⚫新NISA口座開設で7000ポイント貰える
    ⚫売買手数料はもちろん0円
    ⚫投信残高に応じて高ポイントが貰える
    というユニークなサービスを売りにしている、ネット証券業界の老舗です。

    口座開設数

    ★3|約145万口座

    手数料

    ★5|安い

    取扱投資信託

    ★4|約1750本

    取扱い株式

    ★3|日・米

    ポイント連携

    ★4|dポイント、アマゾン、PayPay、Matsuiポイント

    松井証券の顧客口座開設数は約145万口座と安定した中堅ネット証券ですが、上位会社と比べると少し口座数は少なめなので、★3つとなりました。

    売買手数料はもちろん無料の★5。

    取扱投資信託銘柄は1750本と十分なので★4つ。海外株式を扱う国数は残念ながら少なめで日・米の2カ国しか無いために★3つ。ただ私たち投資初心者には十分なのですが、比較をするとこのような結果になります。

    気になるポイント連携は、かなり多めなので★4つとなりました。

    総合評価では★が3.6となりましたが、初心者が新NISAを運用にはとても使いやすいネット証券です。山本美月ファンは、ぜひ松井証券で運用を始めてください(笑)

    今回の比較には項目が無いのですが、松井証券はとてもユニークな電話相談サービスがあります。分からない事や相談したい事があれば、いつでも無料で相談できるので、とても心強いです。

    新NISAの口座開設は、もちろん無料で出来ますから、電話相談もしたい人はぜひ口座開設してみてください。

参考文献

最新情報をチェックしよう!
>初心者が短時間で資産を作る【超】新NISA

初心者が短時間で資産を作る【超】新NISA

年金も社会保障も、これからは自分で作らなければ生きていけません!いままで投資をしてこなかった人だからこそ、短時間で資産を作る必要があります。それが【超】新NISA戦略です!

CTR IMG