NISAとiDeCoって良く話題になっています。あまりにしょっちゅう耳にするので、いまさら「iDeCoって何?」と、聞くのもちょっと恥ずかしい気がします。
私もNISAとiDeCoの投資を始め、老後資金2000万円問題に真剣に向き合うまでは、本当に何も知りませんでした。でも、いざ知ってみると、こんなに税金が優遇されて、普段「金欠病」に悩まされていた私でも・・・
これは、やらなきゃ損でしょっ!
と思うようになりました(^^)
そこで、ここでは・・・
- iDeCoとNISAは何が違うのか?
- ひとことで言うとiDeCoとは〇〇です?
- iDeCoとNISA、どっちから始めるべきか?
- 50代からでもiDeCoは出来るのか?
- iDeCoとNISA、どんな銘柄を選んだら良いか?
という観点から、話をすすめていきます。
iDeCoとNISAの違いはなに?
まずは以下の対比表を見て下さい。
iDeCoは確定拠出年金といって、自分で積立をする個人年金です。年金ですから、引出しは60歳になるまで出来ません。このiDeCoは、税金の優遇措置がすごくて、➀運用益が非課税なのはNISAと同じ、②掛金が全額所得控除になる、そして➂60歳以降の受取時に税制の優遇が受けられるという、たいへん節税効果の高い個人年金です。
それに対してNISAは、積立する目的は自由(車の購入代、家の購入資金、教育費など)で、いつでも取崩しが出来る、自由度の高い非課税の貯蓄です。このNISAの優遇は、非課税期間内の運用益が非課税になります。
簡単にまとめると、iDeCoは年金、NISAは貯金と理解しておいて下さい。
iDeCoとNISAはどっちから始めるべきか?
さて、iDeCoとNISA、どちらか一つを始めるとするなら、NISAから始めましょう。その理由は・・・
iDeCoは個人年金で、引出しが60歳以降という制限があります。もし積立途中で、急遽お金が必要になってもiDeCoではお手上げです。
それに対して、NISAは「いつでも引出しが自由」です。
車を購入する、家を購入する、子どもの教育費がいる。そんな時に、いつでも自由に引出しができるのがNISAです。
iDeCoをスタートする場合は、ある程度の資金の余裕があるときに始めるべきです。iDeCoは毎月の掛金は全額、所得控除となる大きな節税のメリットとなるので、ぜひ全ての人におすすめしたいのですが、まだ生活資金にある程度の余裕のない人は、NISAを先に始めて余裕ができたら、iDeCoを始めるようにして下さい。
できるならiDeCoとNISAは併用がおすすめ!その理由は?
さて、先取り貯蓄で貯金も3ヶ月分の給料が出来ました。NISAも始めました。という段階になったら、次のステップがiDeCoです。貯金あり、NISAも始めたら、ぜひiDeCoも併用してやりましょう。
その理由は・・・
- iDeCoの毎月の掛金は、全額『所得控除』となり、所得税・住民税が安くなる
- 非課税総額が最大、iDeCoの3200万円の貯蓄に加え、NISAの非課税総額分が上乗せで運用できる
- 60歳以降の受取時に、税制優遇が受けられる
もともと65歳以上の、国から受け取る年金だけでは心もと無い受給額ですから(毎年ますます怪しくなって来ています)、将来の自分の老後の生活資金を確保するためにも、できる限り早めにiDeCoをスタートできるようになりましょう。
すでに3ヶ月分以上の給料分の貯金があり、NISAも始めている(今から始める)人は、迷う暇はありません。今すぐidecoをはじめて下さい。自分の老後は自分で守らなければ、もう国は守ってくれません(汗)
50代からでもiDeCoはやった方が良いのか?
「もう50代なのですが、今からidecoはやった方が良いでしょうか?」
こんな質問を良く頂きます。その答えは・・・
「はい!今すぐに始めて下さい」
というのが答えです。その理由は・・・
現状の国の年金だけでは、将来生活できなくなる危険性が大だからです。idecoは、その足りない分をできるだけ補填するために作られた制度です。
しかも現在、現役の会社員であれば、毎月のidecoの掛金が全額が所得控除されるという、非常に大きなメリットがあり、ここでも大きな節税効果を期待出来ます。
たとえ50代であっても、65歳まで運用期間が15年程度あります。「やらない」のと「やる」のでは、15年後に大きな差になります。それが複利運用です。
今すぐに始めてください。
初心者だから、iDeCoとNISAは同じ投資銘柄で良い!
それでは、idecoをスタートするとして、投資初心者にとっては、
どんな投資銘柄を運用すれば良いのか?
ここが気になります!
このグラフは以前の記事でご紹介した、全世界株式インデックスファンドの過去15年間の実績です。
もちろん月々に上下のフレは当然あります。でも、この実績を見る限り、15年間ずっと右肩上がりで価値が上昇しています。
全世界株式インデックスファンドは、投資信託のなかで極めて安定した、しかもリスクも低い商品で、私もメインで運用しています。ただ、この世に『絶対』は存在しませんから、その点はご自分で判断してください。
ただし、稼ぐにはある程度のリスクは必ず付きます。その中でもこの全世界株式インデックスファンドは、安定性、安全性は際立って良いと判断しています。
結論として、投資初心者であれば、迷うこと無く全世界株式インデックスファンドを、idecoでも、NISAでも選んでください。
まとめ
この記事では『idecoとNISAの違い』について、お話してきました。
- idecoは個人年金
- NISAは定期預金
という感覚で覚えて下さい。
idecoをスタートする基準は、あなたが
- 預金が給料の3ヶ月分貯まっていること
- NISAをすでに始めていること(または同時)
それらが出来ていれば、早めにidecoをスタートしましょう。始めが早ければ早いほど、貯まる金額も増えていきます。
またidecoで運用する投資商品は、NISAと同じく全世界株式インデックスファンドにしましょう
さあ、それではネット証券でideco口座を開設してください。
イチオシはSBI証券です。
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